Awarefy、技術ブログをはじめます。
みなさんこんにちは。Awarefy CTO の池内です。このたび、Awarefy の開発・術情報を発信する目的で、Awarefy Developers(Awarefy.DEV)を公開いたしました。今回は、その最初の投稿です。
メンタルヘルスの課題解決にとり組む
はじめに自己紹介をさせてください。
僕たち 株式会社Hakali は、デジタル認知行動療法アプリを提供するメンタルヘルス・テックを事業ドメインとするスタートアップ企業です。僕は現在そのチームで取締役CTO というロールについています。これからよろしくお願いします。
僕たちが開発・提供しているのは、デジタル認知行動療法アプリ Awarefy です。気づき = Awareness からとった名前でアウェアファイと読みます。
僕たちはメンタルヘルスに関する諸問題が大きな社会課題だと考えています。精神疾患(心の病気)には生涯ををつうじて5人に1人がかかる(※ 厚生労働省 - こころの病気について理解を深めよう)とも言われ、誰にとっても無関係な話題ではありません。
起業家やアスリートなど、強いプレッシャーにさらされることの多い人々にとっては「心」というものはパフォーマンスを発揮するためにトレーニングが必要なものでもあり、やはり同様に、健康を維持するためにケアが必要なものでもあります。心にまつわる話はじつに多くの人々が直面する問題です。
僕たちは、心のケアやメンタルトレーニングに誰もが気軽に取り組めるデジタルツールを提供することで、これらの問題を解決、解決の支援ができないかと考えました。気軽さは重要ですが、ひとびとの健康に関わることですので、安全性やそのエビデンスも大切です。そこで僕たちは、心理カウンセリングや対人支援の現場で用いられている 認知行動療法(Cognotive Behavioral Therapy 、CBT)に注目し、認知行動療法のエッセンスをスマートフォンアプリに乗せて提供するということを軸に事業をスタートしました。
「心の健康を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」ことをミッションに掲げ、その最初の第一歩として2020年5月に Awarefy をローンチしました。
※ 事業ドメインを説明する文脈上、メンタルヘルスに関する社会課題と Awarefy を接続して説明をいたしましたが、Awarefy は病気の治療を目的としたアプリではありません。ご自身の健康状態が気になるかたは、サービスの利用規約をご確認のうえ、ご利用可否の判断も含め主治医や専門家のかたにご相談ください。
Hub としての 技術ブログ
今回 Awarefy Developers を開設した理由は2点あります。
1点目は技術広報です。チームがとり組んでいることや考えていること、課題に感じていることなどをオープンにし、カルチャーを知ってもらうことを狙います。その結果として、メンバーやプロダクトの魅力が伝わることがあれば素晴らしいことだと思います。
2点目として、スタートアップ企業という公器をもちいて得たナレッジを公(おおやけ)に還元することを忘れないためにその活動の1つにする、という狙いがあります。これに OSS に関するナレッジの発信も含まれます。Awarefy のプロダクト開発・運用にあたり多くの OSS を利用しています。ささやかながら技術ブログという形で OSS への貢献ができればと考えています。
そして、この場所をつうじて、仲間の輪が広がればよいと思います。スタートアップにとっての仲間とは、たんに雇用関係や契約関係にある、ということだけではないと思っています。同じことを課題だと感じる、課題が解決すればいいと思う。それだけで同じ想いを共有する仲間だと僕は思いますし、時間や場所はことなれど、"集まる" ことはできます。事業ドメインやプロダクト開発手法、開発ツールなど、何かしらの部分で少しでも共有できるものがある人々が何かのおりにふとのぞきにくる、そんな場所になるといいなと思います。
と、勢い余ってなんだか大仰なことを書いてしまいましたが、身も蓋もない言い方をすると不定期更新のただの技術ブログですので、まずは僕自身が記事の更新に貢献していきたいと思っております!
それではこれからよろしくお願いします。