本日は、2025年3月14日(金)に六本木ヒルズで開催いたしましたイベント「CTOとEMが語る事業成長を支えるエンジニア組織とは」の様子をお届けします。

本イベントは、株式会社ダイニー、株式会社スマートバンク、そして私たち株式会社Awarefy(アウェアファイ)が共同で主催・登壇し、エンジニアリング組織のスケーリングやリーダーシップ、カルチャーの重要性について議論を交わしました。

開催にあたっては、六本木ヒルズにあるインキュベーション施設「CIRCLE by ANRI」を会場にお借りしました。参加者の一体感を保ちながらもリラックスできるすてきな空間です。

LT大会

イベントは、まず各社からのライトニングトーク(LT)セッションからスタート。それぞれの発表では、組織拡大におけるエンジニアリングマネジメントのリアルな課題について触れられました。

株式会社スマートバンク 大庭 直人さん

「組織のスケールを見据えたプロジェクトリードエンジニア制度の実践」

成長する組織においてリーダーをどのように育成していくべきか。スマートバンクの大庭さんからは、導入した「プロジェクトリードエンジニア制度」の目的や、その運用を半年間続けたことで得られた成果や課題、現場の反響についてお話しいただきました。

LT資料:組織のスケールを見据えたプロジェクトリードエンジニア制度の実践

株式会社ダイニー  浦山 裕史さん

「組織拡大でカルチャー崩壊を防ぐためにできること」

ダイニーの浦山さんからは、浦山さんがダイニーに入社した際に感じたカルチャーの魅力を振り返りながら、急成長する組織の中で一体感を維持し、カルチャーを守るために実践してきた具体的な工夫についてお話しいただきました。また、エンジニア組織として大切にすべきポイントにも触れ、持続的な成長を支えるためのヒントを共有いただきました。

LT資料:組織拡大でカルチャー崩壊を防ぐためにできること

株式会社Awarefy  池内 孝啓

「AIエージェント時代のエンジニアチームづくり」

アウェアファイ池内からは、開発チームの成長を目的とした運営改善の取り組みを紹介しました。リーダー・マネージャー層が直面するピープルマネジメントの課題や考え方についても触れ、実践的な知見を共有しました。

※資料全体は非公開のため、一部のみご紹介します

3社CTOによるパネルディスカッション

その後、アウェアファイを含む3社のCTOが登壇し、急成長を遂げる中でのエンジニアリング組織の進化やカルチャー形成について活発な議論が行われました。

登壇者(写真左から)

  • 株式会社スマートバンク 大庭 直人(ファシリテーター)
  • 株式会社Awarefy CTO 池内 孝啓
  • 株式会社スマートバンク CTO 堀井 雄太
  • 株式会社ダイニー CTO 大友 一樹

3つのトークテーマ「各社のEMへの期待役割について」、「技術的負債への対処をどうしているか」、「エンジニアが事業に貢献するためにやっている取り組み」に沿いながらディスカッションを進めていきました。

参加者からもSlido経由で「EMの役割は組織がスケールするにつれて変わっていくでしょうか?」「1人目EMはどういう方が良いか?」等の質問が投げかけられ、双方向にコミュニケーションを取りながら各社の考えをお話しする時間となりました。

参加者との交流会

パネルディスカッションの後は交流会。ピザを片手に、登壇者への質問も飛び交うなごやかなムードで終了しました。

参加者からの感想(一部抜粋)

  • 三社三様のリアルなお話を伺うことができた。
  • 急成長中スタートアップのCTO/EMという、様々な経験をまさにされている方の話を聞ける、質問ができるのがとても良いコンテンツでした!
  • 3社それぞれ事業領域の異なる会社様のCTOのご意見を伺えて、貴重な場となりした。
  • レイヤーの高い方々の考えを聞けたことが貴重でした。

参加したアウェアファイのエンジニアメンバーからの感想

アウェアファイにとっても、急成長を支えるためのエンジニアリング組織の拡大は重要なテーマです。今回のイベントでは、急速に成長する企業のエンジニアリング組織において、どのようにカルチャーを維持し、リーダーシップを発揮しながら成長を続けていくかが重要な課題であることを再確認しました。今回は、イベントに参加していたアウェアファイのエンジニアにも感想を聞きました。

(林)「私たちはまだ、他の2社と違い5人ほどのエンジニアで開発をしています。このタイミングで、すでに数十名のエンジニアが所属するスマートバンク、ダイニーが実際に運用している方法を伺うことができ、勉強になりました。正解がない中で試行錯誤されたものだと思いますので、知見を大切にし、私たちのチームにも活かしていきたいと思います。」

(伊藤)「EMの役割が組織の成長フェーズによって変化していく点は、今後自分たちの組織づくりを考える上で重要な視点だと感じました。今はまだ少人数ですが、将来的な組織拡大を見据えて、今からどのような基盤作りをすべきか考えるきっかけになりました。」

まとめ

本イベントでは、スタートアップ企業にとってのエンジニアリング組織の成長に関する貴重な知見が多く共有されました。今回のイベントで得たインサイトを基に、さらに強固なチーム作りを目指し、メンタルヘルスケア市場の成長に貢献していきます。一緒にイベントを開催させていただいたスマートバンクの皆さま、ダイニーの皆さま、そしてご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!